大学の保健室で働く看護師の仕事内容・役割

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大学の保健室で働く看護師の仕事内容・役割

学内に保健室を設置している大学には必ず看護師がいます。様々な健康管理業務を通して、学生、および全教職員の健康を守っていくことが、保健室勤務の看護師の役割になります。ここでは、大学の保健室勤務の看護師の仕事内容について見ていきたいと思います。

大学の保健室看護師の仕事は怪我などの処置だけではない

多くの看護師のみなさんはご存知だと思いますが、大学には、必ずと言っていいほどスポーツ系のクラブ・サークルがあります。怪我をする学生も少なくありませんので、病気や怪我への対応は看護師の大切な仕事になります。しかし、近年の大学では、このような医療的な面だけでなく、「心の問題への対応(メンタルヘルスケア)」を重視しているケースが多いことを押さえておきましょう。同様に、一人暮らしをしている学生などは食事も不摂生になりやすく、広義で考えると、生活習慣病予防対策が必要になる学生も多いと聞いています。大学の保健室勤務を目指している看護師は、病気や怪我などへの対応以外の仕事も比較的多いことを十分理解していただきたいと思います。

大学の保健室勤務の看護師の仕事内容 メンタルヘルスケア

心の健康(メンタスヘルス)について少し詳しく見ていきましょう。心に様々な不安・悩みを抱えていると、大学生は学生ライフをエンジョイできません。極端な例になりますが、心の不健康が要因となって授業に出てこなくなる、ひいては大学を辞めてしまう場合も出てくるのです。「一人着らしでの悩み(食生活・孤独)」、「就職活動での不安・ストレス」、「漠然とした将来への不安」などは一つの例ですが、社会人とは違った心の問題を多くの学生が抱えています。大学の保健室勤務では健康相談業務が必ずありますので、心の健康を扱う「メンタルヘルスケア」は、看護師の重要な仕事の一つであることを認識しておいてくださいね。

 

臨床心理士やカウンセラーが常駐しているケースもありますが、看護師自身も健康相談(心身共に)は避けては通れないとお考えになった方がいいかもしれません。

大学の保健室に勤務する看護師 学生に対する特徴的な仕事について

大学の保健室では、「学生の飲酒問題」「感染症予防」といった大学生特有の問題に対する業務も行なっていきます。メディアなどでも大学生の飲酒問題は時折取り上げられています。しかし、表に出てこないものも多く、新入生歓迎会やサークルなどでの20歳未満者の飲酒問題はかなり問題になっているのですよ。対策、教育・指導などは多かれ少なかれどのような大学でも医療スタッフが中心になって行っているものです。

 

各種健康診断では、病気の早期発見などを通して学生・教職員の健康を守っていきます。故に、保健室勤務の看護師には必ず健康診断業務があるとお考え下さい。しかし、予防という観点で見ると、「感染症予防」が大学の保健室ではとても重要なのです。学生の多くはアルバイトを行い、様々な所に頻繁に出かけています。そして、個々の学生の行動半径もかなり広くなっています。このような状況では、常に感染症などの予防・対策を講じておく必要があるのですよ。

 

簡単に書きましたが、大学の保健室に勤務する看護師の仕事は、意外に多いことは知っておいてくださいね。